絶対音感は必要?

たまプラーザ・鶴見・センター北のピアノ教室【街の小さなピアニスト音楽教室】です。

ピアノ教室のサイトを見ていると、よく目にする絶対音感。
絶対音感はつけるべき??今日はそんな疑問にお答えします。

絶対音感ってなあに?

絶対音感とは、聴こえてくる音が全てドレミで聴こえてくる耳を指します。
物音も全て音名で聴こえてしまう人もいれば、ピアノの音だけというように特定の音だけ音名で聴こえる人もいます。

絶対音感の反対は?

絶対音感に対して相対音感があります。
相対音感は、基準とした音から音の幅で音を特定していきます。
例えば実際には【レ ミ ファ#  ソ ラ】と演奏されていても、最初の音はドだよって言われると【ド レ ミ ファ ソ】って演奏していると思うのが相対音感です。

絶対音感と相対音感 どっちがいいの?

街の小さなピアニスト音楽教室では、絶対音感をつけるための訓練は行なっていません。
何故ならば、相対音感を鍛えた方が良いと考えているためです。

絶対音感、確かに便利です。例えば、音大入試などでは聴音という試験科目があります。
これは、聴こえてきた音楽を楽譜に書き取る試験です。
相対音感でもしっかりと訓練されていれば全く問題のない試験ですが、ほとんどは相対音感をそこまで訓練されていない人が多いので、絶対音感を持つ人の方が有利です。
絶対音感は、赤を見たら赤、青を見たら青、絶対なのです。

ここまで聞くと、絶対音感の方が良い!
って思いますよね!?

でも実は、相対音感の方が音楽的な耳なのです。

音と音の幅が全ての相対音感。
この音と音の幅(音程)が音楽にはとても重要なのです。
音程にも音楽の中に内在するエネルギーがあります。
絶対音感は、このエネルギーを感じずに、その音だけを狙ってしまいますが、音程のエネルギーを感じることによって音楽表現が大幅に変わります。

もちろん、絶対音感の持ち主であっても、きちんと学ばれている方は音程のエネルギーなども考慮して演奏できますが、音大生であっても音程を知識として学び演奏に生かされていないケースは多々見られます。

結論

絶対音感でも相対音感でも、深く学べばどちらでもいい!!
ただし、音楽的な耳を持つために相対的な訓練は必須です!!、

街の小さなピアニストの指導法

街の小さなピアニストでは、絶対音感をつけるための訓練は一切しておりません。
相対音感を深く学ぶことに重点を置いています。
特にダルクローズソルフェージュを生かしてレッスンに取り入れています。
その結果、絶対音感が知らない間についてしまうことも多々あるのですが、相対音感の訓練をしているので全く問題がありません。

 

さまざまな例

他の楽器を演奏する

当教室でピアノを学び、中学校でサックスを始めた女の子。
サックスはEs管といって、ドを鳴らしたつもりでもミ♭が鳴っています。
サックスの楽譜に書かれた音をそのままピアノで弾くことはできません。
サックスの楽譜で実際に書かれた通り演奏しても、実際に鳴っている音とは異なります。
こういったC管以外の楽器を演奏する時に、絶対音感が邪魔をします。
何故ならば楽譜に書かれた音を演奏しても実際に聴こえてくる音は全然違うのですから!
これはパニックです。
でもこの女の子は、絶対音感が付いてしまっているのにも関わらず、相対音感の訓練をきちんとしているので問題なくサックスもピアノも演奏することができます。

カラオケでキーを変える

カラオケには自分の音域に合わせて曲のキーを変えることができますよね!
でも実はこれ、絶対音感の持ち主には地獄です。
もちろん相対的な訓練を受けていたり、調について深く理解している方は問題ありません。
でも、一般的には、相対音感の人は問題なく簡単にキーを変えて歌うことができます。

 

絶対音感は無理やり訓練してつける必要はない!

これが街の小さなピアニスト音楽教室の考え方です^^

 

 

 

 

 

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