気づかせる!!

こんにちは。街の小さなピアニスト音楽教室 たまプラーザ教室の百瀬です。

もう9月も後半に突入しているというのにまだまだ暑い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

さて、ピアノのレッスンにおいて指導者の役割は何か…と質問されたら『ピアノを弾けるようにすること』に尽きます。
できるようにさせるということは、『できないところを教えてできるようにさせる』と多くの人は思います。
これは間違えではありませんが間違っています。
どこが間違えか気付きますか?

それは『教える』ということ。

ご家庭でもお子さまが間違っていることをしていたら『正しいことを教える』という場面がいくつもあると思います。
正しいことを教えるのは正しいことをしてほしいから。その子のためを思ってする行動です。

しかし…当の本人はと言いますと…
残念ながら正しいことをしなければ!という発想、行動には結びついません。
子どもに限らず、人が行動を起こすときは『気づいたとき』
人から自分のためになることを言われても、『へ〜そうなんだ』で終わってしまい、行動には結びつきません。

もうお気づきですよね!?

教えるのではなく『気づかせること』が一番の近道なのです。
自分で気づけば行動する。行動すれば変化が見られる。変化したことを褒められれば自己肯定感もどんどん上がっていく。
このサイクルに乗ってしまうと子どもは勝手に成長します。

ピアノ講師になりたての頃の私は、生徒さんを自分の手で伸ばしてあげなきゃ!と必死でした。
必死にやればやるほど生徒さんの反応は鈍く、私が期待するような効果も見られず、負のサイクルに陥るばかりでした。

でも『教える』のではなく『気づかせる』ことの重要性に私自身が『気付いたとき』、レッスンの進め方、自分の子育ての方法は一瞬で変わりました。やはりここでも私自身の気づきによって行動が変わったのです。

ではどうやって気づかせたらいいのでしょう?
それは質問すること。
例えば練習時間になっても練習していなかったら、『ピアノの時間だよ、練習しなさい。』と言いたくなるのをグッと堪えて『練習何時からするんだっけ?』と質問してみてください。
期待している答えと違う答えが返ってきたら、さらに質問をしてみてください。
そして最後は自分で決めさせること!質問の果てに誘導尋問されて自分が納得いかない答えに導かれてもやっぱり行動には移せません。むしろ反発心が残ることでしょう。

理想であって現実的には上手くいかない…私自身そう感じたこともありました。でもこちらの導き方がうまければ、どんどん私の教えたかったことに自分で気づき、自分で行動してくれるのでむしろ楽になりました。

子ども自身に気づかせる、これは相手が子どもでなくても通用します。
ぜひご家庭でも心がけてもらえたら嬉しいです!

実際にこんな場面に困っている!ということがあれば気軽にご相談ください。
一緒に『気づかせる作戦』を考えましょっ!!

 

 

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