こんにちは、街の小さなピアニスト音楽教室・都筑教室の森山です。
日々のレッスンの中で、
子どもたちが「できた!」と笑顔を見せてくれる瞬間はたくさんあります。
その表情には、たくさんの気づきや努力、そして
“次も頑張ってみよう”という前向きな気持ちがあふれています。
ピアノを通して、子どもたちが自分の力を信じられるようになること。
それが、私がレッスンで大切にしていることです。
今日は、そんな「できた!」を引き出すために
心がけている関わり方についてお話ししたいと思います🌱
子どもがもっている“成長したい”気持ち
子どもたちは、誰もが心の奥に
「もっとできるようになりたい」
「上手になりたい」という想いをもっています。
けれど、その気持ちが自然と行動に表れるとは限りません。
たとえば、難しすぎると「どうせできない」と気持ちが引いてしまったり、
反対に、簡単すぎると「もうわかってる」「つまらない」と
意欲を失ってしまうこともあります。
でも、そのどちらのときも、
子どもたちの中にはちゃんと“伸びようとする力”が眠っています。
その力をどう引き出すか、そこに大人の関わり方が大きく影響します🌿
やる気を育てる“ちょうどいい挑戦”
やる気が育つのは、
その子にとって「ちょっと手を伸ばせば届きそう」と感じる課題に出会えたとき。
「できるかもしれない」
そう思えた瞬間に、子どもたちの中で小さなやる気の芽が伸びはじめます🌱
この「できそう」という感覚は、成功への期待と、達成できる可能性の両方が重なったときに
生まれるもの。
その子の今の力を丁寧に見つめながら、
少しだけ手を伸ばせば届くような目標を用意する。
それが、音楽の楽しさや成長の喜びへとつながっていきます。
「できた!」が生む自己効力感
そして、その芽がぐんぐん育つために欠かせないのが
一つひとつの小さな「できた!」を丁寧に認め、一緒に喜ぶ時間です。
それがどんなに小さなことでも、「自分の力でできた」という成功体験の積み重ねは、
自己効力感(=自分は”できる”という感覚)を育て、
次の挑戦への意欲に繋がっていく。
この循環こそが、ピアノの上達を支える“心の成長”だと感じています。
子どもの力を信じること
子どもたちの中には、誰に教えられなくても伸びていく力がちゃんとあります。
その力を信じ、焦らず見守りながら“できた!”を引き出していくことが、
成功の喜びでだけではなく、“自分を信じる力”につながっていきます。
レッスンは、”上手に弾くこと”だけを目指す場ではなく、その子自身の成長を共に感じ、
支えていく時間。
これからも一人ひとりのペースを大切に、
「できた!」と感じられる瞬間を一緒に積み重ねていきたいと思います😊
コメント