ソルフェージュってなあに?

街の小さなピアニスト音楽教室 たまプラーザ教室の百瀬です。

当教室で力を入れている、導入期のソルフェージュ指導。
今日はソルフェージュについてお伝えします。

ソルフェージュとは音楽の基礎能力を育む学びです。
楽譜の読み方、音感、リズム感などを育んでいきます。

音大受験を早期から考えている方は、小学生からピアノのレッスンとは別に受け始める方もいますが、
多くは音大受験を志した時からレッスンを受け始め、それまではピアノのレッスンの中で少し時間を割いて
取り入れるというケースがほとんどです。

日本ではこのソルフェージュ指導が、歌うことやピアノを聴き取って楽譜に書くことと認識されることが
ほとんどですが、欧米でのソルフェージュ指導はもっと多岐にわたっています。
一言で言うならば、楽器のテクニック以外、音楽の全てを学ぶのがソルフェージュといってもいいかもしれません。

当教室では、動いて学ぶことによって、幼児から楽しく学べるソルフェージュを大切にレッスンしています。
それはなぜかと言うと
幼児の発達を考慮すると、ピアノのテクニックより音楽の基礎能力を高めた方が効果的に学べるからです。
テクニックというのは『こう弾きたい』『こういう音色を出したい』というものからスタートします。

弾きたいものがあるからこそ、そこに近づくためにはどんな工夫が必要なのか、この工夫こそがテクニックなのです。
弾きたいものがない状態でテクニックの指導を受けても、当の本人にとっては他人事なのです。
何故ならば、本人はそのテクニックを欲していないからです。

だからこそ
音楽を深く聴き、音楽を深く知ることが重要なのです。

ここまで聞くと難しいように感じますが、難しいことはありません。
普段何となく聴いている音楽のどの部分に注目して聴くかということだけなのです。

ソルフェージュ=聴いたものを楽譜に書く・初見で歌う

というものではありません。
幼児でも十分ソルフェージュを学べる方法はありますし、むしろそこが大切なんです!

当教室のソルフェージュは、身体を使って全身で動くことにより
音楽に内在するエネルギーや感情といったものを知識ではなく感じ取ることを大切にしています。
知識は感覚で理解してから『こういう名前がついているのね』という後付けで知れば十分です。
むしろ、目に見えない音楽を知識で学ぶことはナンセンスと言っても過言ではありません。

幼児のレッスンは特に、ピアノの教本を進めるより音楽の基礎能力を高める方が重要です。
音楽の基礎能力を高めることによって、その後のピアノ教本もどんどん進んでいきます。
そして、音楽を深く聴き、深く知り、深く楽しむことができるのです。

幼児のレッスンは、畑にたくさん肥料を撒いている状態!
土壌に栄養をたっぷり蓄えるからこそ、芽が出た時にスクスクと想像できないくらい順調に育っていきます。

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